見せたい右手。

「鍼」を打つときには、両手を使います。

「左手」は、『スキャン』と『固定』でふさがっております。

そこで、鍼を取り扱うのは 「右手」だけになります。

日本の鍼は、「鍼管(しんかん)」を用いた「管鍼法(かんしんほう)」というのが主流になっています。

「鍼管」という鍼よりも少し短い円形の筒を使って、鍼の通り道を作り、細い鍼が真っ直ぐに刺さるように、また、鍼管を押し当てる事により刺す時の痛みを和らげる効果があります。

これは日本独自のもので、鍼灸の本家である中国や韓国でも見られません。

そのような、大事な役目の「鍼管」は 鍼を打つ時には 右手の中指・薬指・小指で大事に握っています。

鍼皿に鍼が置いてあり、左手はスキャンの最中。

左手は、スキャン終了後 そのまま押し手になり、ツボの位置から離せません。

右手には、中・薬・小指で握った「鍼管」のみ。 

治療に使う鍼は、鍼皿の中。  自由に使えるのは、右手の親指と人差し指のみ。

・・・そこで登場する技術が 『片手送管』!!

   右手の中・薬・小指で鍼管を握ったまま、親指と人差し指で鍼皿の鍼をつまんで、
   ヒョイっと鍼を管に入れて、クルっと逆向きにさせ、そのまま左手にセットして打てる形にさせる技術があるのです。

鍼の専門学校でも、たくさん 練習させられます。 「片手送管が出来ないと一人前じゃないぞ!」と言われつつ、しかも、両手で出来るように。左手でも練習させられました!

そんな、努力の結晶でもある スムーズな動きの 「片手送管」☆

文章で、表すのよりも目で見た方がわかりやすいのですが、治療中の患者さんは なかなか見る機会がない。

なぜなら、うつ伏せになっている時に 背中の上で行われていたり、顔の治療のときは、目をつぶっていたり。

かなり、滑らかで綺麗な動きなんですが お見せする機会がない。 もったいない。

自分で、「今日の「片手送管」は 一段と切れがいいなぁ~♪」 と自分しか見る人がいないから自画自賛してしまいます。


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